昔はマンガが大好きでした。小学校の低学年から描き始め、高校の頃はマンガ家になろうかと考え、Gペン買ったり、丸ペン買ったり、マンガ用の原稿用紙を買ったりしてました。
でも、自分が商用のマンガが描けないということと、量産できないだろうという考えから断念しました。
簡単に分けるなら私が好んで読んでいたのは「COM」系(岡田史子)、「ガロ系」(安部慎一)のようなもので(しかし、両誌とも本誌は買ったことがない)、商売として成り立つようなものでは当時はなかったのですね。
描いていた頃でも大した数は描いていないのですが、その原稿もすべてある時に破棄してしまったので、現在、見れるのは、当時、自分や友人のやっていた同人誌に掲載されたものです。同人誌も自分所有のものは処分して最早ないのですが、私の作品を読みたいと言ってくれた人が居て、以前に私から冊子を買った人から借り受けて、今手元にあります。
高校の先輩とやっていた同人誌に掲載した作品。18歳のときのもの。その当時聴いていたゲルニカの「カフェ・ド・サヰコ」に触発された部分があります。
スキャンした画像では潰れてしまってますが、入れ目の彼女の瞳の中は、幾何学模様になってます。
「Cafe de Heaven」と同じ号に掲載した作品。18歳のときの作品。リヤカーのおっちゃん以外の台詞はすべて実際に起きたことの記述である。当時の後書きを読むと、絶対に使おうと思っていたイスラエルのシャロン国防相のインタビュー記事が行方不明なので出てきたら完全版を作るとあるのだけど、どんな記事だったか作者本人が覚えていません。また、それから引っ越しを3回ぐらいしてますが、その記事の切り抜きが出てきたことがないので、おそらく永遠に未完成版。
ちなみに表紙はほんとに鏡をトンカチで割った破片の形に紙を切り分けて貼ったものです。
台詞が判読できない方のために台詞集ページを作りました。こちら。
19歳の時の作品でそれまでの自作の総括のような作品。これ以降、マンガは描いていません。
「ヘプタパラバビロンノッホ」が未完であるのと、理由は本質的に同じで、解決のない問題提起というものを延々描くというのは、どうもおかしいのではないかと考えていた故です。
「これが答え」というものが見つかったら、ヘタクソなりに再開するかもしれません。
タイトルはカフカの短編小説から取りました。自分が読んだのは角川文庫版で、違う会社の翻訳は違う邦題を付けてましたね。
それから、当時はまだワープロなどというものは普及していないので、作中の活字に見える字はほとんどすべて本や雑誌からの切り抜きです。
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