倒れていた人

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子供の頃のある日、お使いを頼まれて家を出ると、夜の十字路に頭から血を流して倒れている人がうつ伏せで倒れていた。買い物に行かなくてはならないけれど、その異常な光景に立ち止まり、「大丈夫ですか……」と小声で声をかけてみる。が、倒れている人は全く動かない。

かかわるのが恐いのと、お使いに行かなくてはという思いで、その場を離れた。買い物をして5分ぐらいして、その十字路に戻ると血痕だけ残して、その人はいなくなっていた。


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