日誌2002年10月

【日誌のページに戻る】


10月26日

休日出勤して会社に行く。

仕事の後、新宿のヨドバシカメラに寄って、録音再生オートリバースのウォークマンの値段を見る。

前に使っていた2台がどちらも調子が悪いので、修理見積を頼んだのだが、1台はもう部品がないということで修理不可、もう1台は7000円かかるという返事を前にもらっていたのだ。

修理を頼むかどうかはその時には返事しなかった。買ったら幾らするか知らなかったからだ。元のウォークマンは、どちらも3万円弱だったが、修理可能の方も7年以上経っている。

さて。録音再生オートリバースのウォークマンは、安いもので1万円弱である。私が修理を頼んだ後継機と思しき機種で1万7千円……。

修理見積を頼んだときには、テープ起こしの内職でもしようかと思ったのだが、会社の仕事が思った以上に時間がかかるので、見送る可能性が大。というと、テープのウォークマンを使うことがない。

でも、修理を頼まないと、使えるテープウォークマンは手許に一つもなくなる……。

帰宅してTVをつけると、「暗い日曜日」を放送していた。あの伝説の、聴くと自殺したくなるという曲。

波形分析をした専門家は、飛び込み自殺のやたら多いJR線の発車ブザー音と似た特徴を指摘して、興味深かった。

しかし、漠然と戦後の話だと思ってたのだけど、「暗い日曜日」は70年前の曲だったのですね。


10月20日

知り合いのデザイナーの所へ行って、川本真琴のビデオとDVDの画面撮りをさせてもらう。マニアックな音が好みである彼は、今はブラジルの70年代サイケロックが気に入っているという。ブラジルで、70年代で、サイケ。北米や欧州にはない音質があるそうだ。少し聴かせてもらったところでは、自然と隙だらけの音という感じ。緻密の正反対と思った。

「1/2」の印象しか持っていなかった彼は、川本真琴のDVDを見て、「川本真琴もパブリックイメージと闘ってるなぁ」と嘆息した。


10月18日

昨日、撫でた猫に帰り道でまた遭遇。向こうから近づいてきてくれたので、また撫でる。今日は後は付けてこなかった。


10月17日

帰り道に撫でた猫は、撫でて「バイバイ」とした後、100mぐらい付いてきてくれた。なんか嬉しかった。


10月14日

月月さんの人形の展覧会を見に原宿へ向かう。

乗った電車に車内でタバコを吸っている男がいた。ガチンコ予備校の大門みたいな髪形に顔つきで上下ジャージの男。隣に坐った温和そうな男の人が、車内喫煙を注意すると、「消しゃいいんじゃろ!」と火のついたタバコをポイっと口の中に入れた。注意した男の人が下車したら、またタバコに火を点けて吸い始めた。が、すぐに床に捨てて踏みにじって火を消した。なんだろね。

月月さんの展覧会場。個展ではなくて、教室のグループ展。一人だけ浮いているんです、と月月さんは説明する。確かに耽美趣味の他の人形とは違った。

「自分の知ってる人に、似た人がいる」

と、月月さんの人形を指して言ったところ、色んな人にそう言われると言っていた。その点も他の人の人形と違うところだろう。


10月9日

別の事業所に出向いての会議は夜遅くまでかかり、帰りに懇親を兼ねて皆で食事ということになった。

私が菜食だから蕎麦屋にしてもらった。酒も飲んではいたのだが、仕切り屋っぽい一人が、「みんなは月に何回セックスするのか」と切り出し、女性も全員答える羽目になった。でも、何故か私は訊かれなかった。ちなみに、私と女性の一人を除く4人は既婚者。

内一人の男性は、結婚して子供ができたらセックスなんかあんまりしないよと言った後、「オレなんかマスターベーションしてるところ、カミさんに見つかって、すんごいバツが悪かった」とまで、吐露。しかし、こんなことをしゃべると後悔すんだよなぁとか付け足していた。

会社の、しかも普段会わない(会議の時にしか会わない)面子で、こんな会話が繰り広げられるとは思わなかった。


10月7日

仕事の帰り、夜遅く。家で食事を作るのが面倒なので、立ち食い蕎麦屋に入る。

隣の体の大きな若い二人組の会話が聞こえる。

今まで、夜の仕事ばかりしていたけれど、結婚するから「まともな仕事」に就きたいと一人が言った。今までさんざん遊んできたけれど、結婚相手の女性を心底愛しているのだと、語気を強める。

その「まともな仕事」が何なのかと思って話を聞いていたら、ヤクザだった。


10月6日

月月さんと新宿の紀伊国屋で待ちあわせてお茶。


10月5日

ヨーロッパ旅行から帰ってきたSMさんと会う。最寄り駅まで来てくれたので、近くのすずめのお宿に入る。

結婚するので引っ越すという話を電話で聞いて驚いたのだった。つくば市というと遠い印象があったのだが、直通バスを使えばそうでもないらしい。こっちにヴァイオリンを習いに月に1回ぐらいは上京するという。

結婚相手は、ロケットの発射の際の音響を研究しているそうだ。変わった職業である。

IMさんとのヨーロッパ珍道中の話を聞く。あれこれ行く先々でトラブルが起きたが、身の危険にさらされたことは一度もなくて、「二人とも何かに護られているような気がしました」とSMさんは言っていた。


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送