日誌2001年7月

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7月2?日

母親に用事があって、生まれ育った町に2ヵ月ぶりぐらいに行った。母と弟と3人で歩いていたら、商店街で片桐はいりとまたすれ違う。また、つまらなそうな顔をしていた。
「あれ、片桐はいりだよな」
と弟に言うと、
「よく、この辺にいるよ」
とのこと。


7月14日

今日は缶コーヒー買いに出たら、ホンジャマカの太っている方に会った。けど、サインは頼まなかった。


7月11日

アクセス解析を見ると、急にアクセス数が増えている。ぎょっとする。アクセスのリンク元を見るとSo-netの「URL Today」というものに紹介されたためと判明。以下はその紹介文。

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絶妙のセンス「Hokahi Iyachico!」
http://anonymous0000.hoops.ne.jp/index.html URL掲載:URL TODAY編集室
「Hokahi Iyachico!」は、自作の絵画や短編小説、マンガなどを掲載しているサイト。というとなんの変哲もない個人サイトのようだが「日常の断片」というページには、思わず人生の意味を問い直してしまいたくなる重たい実話や、とんでもない人物の話が記録されている。神秘思想や精神世界に深くひきつけられながら、常識を保っている作者のセンスは絶妙なものだ。

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センスを褒められるのは悪い気はしないけど、事前も事後も何も連絡しないのは、インターネットならではということなんだろうか。


7月4日


泥棒捕らえて縄をなう、では役立たずなので、今日、東急ハンズで色紙とサイン用のペンを買った。
これで、Yの言うところの「モッズ系猛禽類」(鳥肌実などを指す)にいつ遭遇しても、色紙にサインをしてもらえると思ったところ、缶コーヒーを買いに会社から出たら、坂道をつまらなそうな顔で上がってくる片桐はいりと遭遇。
南信坊とこの人は遠目にも間違えようがない上に、今回は数十センチですから。
でも、私はファンじゃないし、Yも別にファンじゃないだろうから、色紙は使わなかった。


7月2日

午前1時に月月さんから電話。日付が変わる前に、ちょっと話がしたくて電話をしたが留守だったのだ。「別に用事はありません」と留守電に吹き込んだつもりであったが、その部分は音声が悪くて聞き漏らした模様。妊婦のたまみさんに友人数人と会いに行ったという話をしていた。そうか、もうすぐ出産なのだなぁ。ヘビー読者としての月月さんにページの感想を尋ねる。他にも色々話す。ありがとう、月月さん。

電車に揺られて職場へ。前と違って通勤時間が大幅に短縮されたのが嬉しい。が、渋谷のど真ん中なので人込み具合は酷い。最短路だとセンター街も通るのだが、空気は汚い。というか、臭い。

今、校正している原稿は、数ヶ月も経てば情報が随分と変わってしまうWeb技術関連の原稿で、5年ぐらい前の本の改定なのだが、途中で1回、改定作業に入ったときの原稿をそのまま活かしているので二度手間も甚だしい。細かい話をしても煩わしいが、判りやすいように喩えを出すなら、「NetScapeの最新バージョンは4です」とかそんな感じ。いやそれなら、まだ可愛い。見出しが「Java云々」となっているのに、Javaで何ができるとか、利用例とかは具体的には何も書いていないのに、ブラウザで機能OFFにすることばかり書いている。駄目な原稿。校正と称して、差し替え原稿ばかり書いている。

昼食の後、書店に寄ると、グルジエフ関連の新刊とシュタイナー関連の新刊が出ていた。

郷尚文『覚醒の舞踏』(市民出版社)2300円(著者のWebはこちら

R・シュタイナー著/西川隆範訳「星と人間:精神科学と天体」(風濤社)1900円

今買ってもどうせ読めないので、買わなかった。8時過ぎまで原稿と睨めっこしていてが、まとまらず。差し替え原稿のことをあれこれ考えながら帰途につく。

帰宅してネットで調べものをしていたら、先日も行き合ったあるページにまた行き合う。本好きには何とも言えない(文字通り、「何とも言えない」)ページである。興味のある方はこちらを。合掌。

今日もYのことを考えていた。


7月1日

ぼーっとしていた。Yのことを考えていた。

昼過ぎ、思い立ったように散歩に出た。自分の住んでいる街のお店が雑誌に紹介されていて、そのうち気になったお店を回ってみた。でも、ぼーっとYのことを考えて歩いていた。

まず蕎麦屋に入る。厳選した蕎麦粉を石臼で挽いているらしい。いつも前を通っていたが、そんなにこだわりの強いお店とは思わなかった。でも、Yと入ったお店ほどには美味しくなかった。

次、北口の名曲喫茶を探す。北口は滅多に行かないし、そのお店があるところは商店の並んでいる所から外れているので、開店して20年というが、雑誌の紹介を読むまで、全然知らなかった。

日向の爽快ではなくて、日陰の心地良さという感じ。クラシックは全然明るくないけれど、このお店はクセになりそうです。入って正面、奥側の壁が全部、スピーカー。壁そのものもスピーカーの一部を成しているような造りになっていて蓄音機時代風のラッパ管がニョキニョキ出ている。

なるべく音を立てないようにしていたら、人の良さそうな店主が「気にされなくていいですよ」と声をかけてくれる。うるさ型の名曲喫茶と違うのがいい。吉祥寺の名曲喫茶などは入るのも怖いものね。珈琲と書いた方が店の雰囲気に合うか。でも、珈琲も紅茶も飲み物が全部350円、ケーキに至っては250円という安値。そんな安値でお店の維持は大丈夫なのかと他人事ながら気になってしまう。置いてある雑誌が「MJ 無線と実験」と「サライ」だけというのも普通の喫茶店では見られない光景。

当然のことながら、アンプは全部、真空管。ま、真空管アンプというだけなら、ジャズ蕎麦屋のアンプも真空管だけど、キットが違うのは素人目にも判る。そのことをまた全く気取っていないのがいいです。非常に気に入りました。珈琲2杯飲んで退出。

滅多に歩かない北口を散歩。以前、入った店が無くなっているのにも気づく。数十年も続くお店もあれば、数年も続かない店もある。それは当たり前といえば当たり前だけど、しかし自分の入った店がなくなっているというのは、少し寂しい。久しぶりにT氏のお店のあった場所を通る。看板類は全部剥がされて「貸店」と紙が貼ってあった。T氏は、生きているのか。前に通ったのは、去年の11月にYが来たときだ。ここがT氏の店だったんだ、と教えて、それから以前に私が住んでいたアパート(家賃50万円まけてくれた所)の方に歩いていったんだ。その途中ででっかいチンチラ風の猫が出てきて、猫好きのYは、猫の鳴き声を真似て声をかけた。

帰ってきて家事。自分の望む未来はどんなのものになるのか、ぼーっと考えてみた。


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