■開設の辞■

思いつきで始めるので、趣旨というものはほとんどない。

ただ、思いついたのが12月10日であった。もしかして、と思い、その本を取ると彼が遷化したのは、12月11日であった。

私が初めてインターネットの掲示板に書き込みしたBさんのページは、ある年の12月11日に誕生した(今はそのページはない)。Bさんは彼に直接会ったことのある人だ。HPを作るのを思いたったら、その日付だった、と彼は書いていたように記憶する。私は写真と本と録音テープと生前に会った人たちからの話でしか彼を知らない。それでも、ずっと何らかの思いを持っていた。

実作業に取り組んだのが、12月11日。中身はカラッポのまま、私のSiteは、この日付に誕生した。空を見上げれば満月だった。

それは、何かの縁なのかもしれない。けれど、別に彼にまつわる話を中心にしようという考えはまったくない。

記録と随想。趣旨というなら、この二つだけです。

開設者についてはこちら→開設者について

(ピーテル・ブリューゲル『大きな魚は小さな魚を食う』)


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